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留学生、ワーホリさんのメンタルヘルスとサポートについて
2026-01-24
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夢と希望に満ちた念願のオーストラリア生活。現地に着いてからの最初の怒涛の数週間が過ぎると、学校、仕事探し、部屋探しなどで忙しくなります。実際、慣れない海外生活では戸惑うことばかりです。うまくいかないこと、理不尽な出来事も多く、こんなはずじゃなかったのに、思っていたのと違う!と感じることも。もう何が常識すらも分からないこの国で、理想と現実のギャップにメンタルをやられてしまいがちになります。
先が見えないのに、報われるかも分からない努力を毎日毎日続けるのは本当にしんどいですよね。どうしても、周りと比べてできない自分に落ち込みがちになってしまったりも。
もしかして「心のSOS」?見逃してはいけないサイン
急激な生活環境の変化や過酷な労働環境では、ストレスによる適応障害やうつ病になってしまうリスクがあります。特に、次のような症状がある方は要注意です。
- なんとなくだるい、疲れが取れない
- ご飯が食べられない、胃腸の調子が悪い、もしくは過食で体重激増
- 眠れない
- 頭が痛い、めまいがする
- 涙が止まらない
- 今まで楽しかったことが楽しめない
- やる気が出ない
- 自己嫌悪がすごい
- 外出できない、学校や仕事に行けない
- もう消えてしまいたい
オーストラリアで日本語で受けられるメンタルサポート
辛い気持ちは誰かに吐き出してしまうのが一番です。親にも友達にも迷惑をかけたくなくて誰にも話せないのであれば、一人で抱え込まずに、ぜひ専門のトレーニングを受けた当院のクリニック医師にご相談ください。親身になってくれる人に日本語で話を聞いてもらえるだけでだいぶ楽になることもあります。気持ちを立て直すためにこれから何ができるか、ストレスの発散にはどうすればいいかなどを一緒に考えていきましょう。学校を欠席している場合は、通院することで診断書が出せます。出席日数が足りない場合、診断書がないと今後の滞在に関わってくるので、できるだけ早めの対応が必要です。
診察でお話を聞いた上で、患者さんの希望があれば、気持ちが楽になるお薬や、専門資格を持つカウンセラーさんによる日本語でのカウンセリングを試してみることもできます。メンタル系のお薬での治療には何となく抵抗がある方もいるかとは思いますが、当院では、依存性、中毒性のないお薬の必要最低限の量からの投薬治療を心がけており、良くないお薬を無理に勧めることはないので安心です。これくらいのことで、とかまだ大丈夫、と自己判断せずに、症状が悪化してしまう前に、まずは当院まで気軽にご相談ください。(その際には、診察枠を長めにとってもらえるとありがたいです。)
つらいときは、誰かの力を借りていい
気持ちが落ち込んでいる時には、病院を受診するのもとても勇気がいることだと思います。でもまずその一歩を踏み出してくれれば、また元気になれるまで、私たちがしっかりサポートさせていただきます。
それから、もしあなたの周りに辛そうな方がいることに気がついたら、私でよければ話を聞くよ、よかったら一度GPに行ってみたらどうかな、と声をかけてあげてみてください。
オーストラリアでは、緊急時にすぐ相談できるサポート窓口があります。命に関わる可能性がある場合は、下記にご連絡ください。
【緊急窓口(オーストラリア)】
000(救急・警察):24時間対応
Lifeline:13 11 14(24時間)
Lifeline Text:0477 13 11 14
Suicide Call Back Service:1300 659 467(24時間)
Beyond Blue:1300 22 4636
Dr Mayumi Yoshida
吉田まゆみ医師 🇦🇺 🇯🇵 🇺🇸 🇬🇧
MBBS, BMedSci, MRCGP, DFSRH (UK), FRACGP (Australia), ECFMG(USA)
福岡県福岡市出身。16才の時に渡英。2003 年に英国ノッティンガム大学医学部を卒業、イギリスの医師免許を取得。2007年にアメリカの医師免許資格(ECFMG Certificate)を取得。2014年に英国オックスフォードで総合診療医/GP課程を修了、イギリスとオーストラリア両国のGP資格を保持する。2024年に日本の医師国家試験に合格し、現在イギリス、アメリカ、オーストラリア、日本の4か国における医師国家資格を有する。